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Web制作会社ではなく、デザイン事務所として活動している理由

投稿:2026/02/17

「会社」という形を選ばなかった理由

世の中には、規模の大きなWeb制作会社も数多くあります。
分業体制が整い、スピードや効率を重視する制作のあり方も、ひとつの合理的な形です。

ただ、visual art は、その形を選びませんでした。

それは、「会社」という形が悪いからではありません。
規模が大きくなるほど、役割は分かれ、工程は整理され、判断は標準化されていきます。

その結果、安定した品質は保ちやすくなりますが、一方で、細かなニュアンスや微妙な違和感を拾い続けることは、少し難しくなります。

visual art が大切にしているのは、正解に沿うことよりも、微妙なバランスを調整すること。

そのために、今の規模感を選んでいます。

精度を保つために、あえて小さくしている

ホームページは、情報を並べるだけであれば、比較的早く形になります。
しかし、「印象」や「空気感」を整えるには、時間がかかります。

・言葉のトーン
・余白の取り方
・動きの強さ
・出しすぎない構成

それらを細かくすり合わせていく作業は、効率だけでは測れません。

人数が増え、工程が細かく分かれ、判断が分散すると、その微妙な精度は少しずつ平均化されていきます。

それを「できない」のではなく、「やらない」と選んでいる。

精度を保つために、あえて小さくしている。
それが、事務所という形を選んでいる理由のひとつです。

Web制作よりも、デザインを軸にしている理由

visual art は、Web制作の技術やシステムを理解しています。
WordPress やCMS、構造や実装の話も前提として扱っています。

ただし、主軸に置いているのは、「どう動かすか」ではなく、「どう感じられるか」です。

Webはあくまで器であり、本質は、見せ方・印象・空気の設計にあります。

そのため、システム主導ではなく、デザイン主導で組み立てる。

それは機能を軽視しているのではなく、役割の置き方の話です。

「削る」という判断も、このデザイン軸があってこそ成立します。

インハウスに近い距離感で関わりたい

事業の背景や前提は、ヒアリング一回で完全に理解できるものではありません。

言葉になっていない違和感や、本人もまだ整理できていない感覚。

そうした部分を少しずつ汲み取りながら形にしていくには、一定の時間と距離感が必要です。

外注でも、丸投げでもなく、かといって社内の一員でもない。

その中間にある、インハウスに近い距離感。

途中で方向が揺れることもあります。
前提が変わることもあります。

その変化も含めて関わることを前提にしているため、短期的な制作モデルとは少し違った関わり方になります。

まとめ

大きな組織ではないこと。
効率よりも精度を優先していること。
Webよりもデザインを軸にしていること。

それらは制約ではなく、意図的な選択です。

これまでお伝えしてきた、「整っているだけでは残らない」という違和感や、「足すよりも削る」という判断軸。

その価値観を、実際の関わり方として形にした結果が、デザイン事務所という立ち位置です。

価格や規模の比較ではなく、考え方や判断の軸が近いかどうか。

そこを大切にしたいと考えている方にとって、この距離感が自然であれば、それが最も無理のない関係だと思っています。

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