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ホームページでは、何を説明するか以上に、どんな印象が残るかが大切|Web制作の考え方

投稿:2026/01/22

きれいに整えられたホームページは増えました。
情報も分かりやすく、操作もしやすい。
それでも「なぜか印象に残らない」と感じるサイトが多いのも事実です。

その理由は、説明が足りないからではありません。
むしろ、説明しすぎている ことが原因になっているのかもしれません。

ホームページでは、何をどれだけ説明するか以上に、見た人に どんな印象が残るかが、その後の判断を大きく左右すると思います。

私は、ホームページを「情報を並べる場所」ではなく、その事業やその人がどういう存在なのかを伝える場所だと考えています。

ここからは、
なぜ説明だけでは足りないのか、
そして、どんな考え方でホームページをデザインしているのかをお話しします。

なぜ「分かりやすい説明」だけでは足りないのか

「分かりやすい説明」は、ホームページにとって大切な要素です。
何をしているのか、どんなサービスなのかが伝わらなければ、判断以前に離脱されてしまいます。

ただ、分かりやすく整理された説明だけで構成されたホームページは、読み終えたあとに強く記憶に残るものがないのも事実です。

理由はシンプルで、説明は「理解」を助けますが、「印象」は残さないからです。

多くのサイトが同じような構成・同じような言葉・同じような流れで作られている中で、説明を丁寧に重ねても、他との見分けがつくわけではありません。

人は必ずしも、「一番よく理解できた」ものを選ぶとは限りません。

「なんとなく合いそう」
「この雰囲気は嫌じゃない」
そうした 感覚的な印象が、最終的な判断に影響する場面は少なくありません。

だからこそ私は、説明をすると同時に、その事業や人が持つ空気感、雰囲気を、どう伝えるかを重視しています。

人は内容よりも、先に空気感で判断している

サイトのページを見た瞬間、人はまだ文章を読んでいません。

文章の内容を理解する前に、色、余白、写真、動き、全体のトーンから「なんとなく印象」を受け取っています。

この第一印象は、とても曖昧で、言葉にしづらいものです。
けれど実際には、
・落ち着いていそう
・ワクワクしてきた
・自分とは合わなそう
・なんとなく信用できる
といった判断が、無意識のうちに行われています。

その後で、
「どんなサービスか」「何ができるか」という説明を読み、最初に感じた印象を答え合わせするように情報を受け取っているのかもしれません。

だから、
内容がどれだけ丁寧に書かれていても、最初に感じた空気感とズレていれば、言葉はなかなか届きません。

逆に言えば、
空気感が合っていると感じてもらえれば、多少説明が足りなくても、
「もう少し見てみよう」「一度相談してみよう」となる可能性が高いと言えます。

記憶に残るサイトに共通するもの

記憶に残るホームページには、派手さや情報量の多さといった共通点があるわけではありません。
デザインの方向性も、業種も、構成もさまざまで、人によって異なるとも言えます。

それでも、印象に残るサイトには共通している点があります。

それは、
「何をしているか」より先に、「どんな雰囲気か」が伝わっていることです。

ページを開いた瞬間に、
・なんか空気感が合いそうだと感じる
・なんとなく誠実そうに感じる
・無理強いな感じがなく、安心できる

そうした感覚が先に立ち、そのあとで内容や説明を読み進めたくなる。
記憶に残るサイトは、すべてを説明しきろうとしていないかもしれません。

むしろ、
「分かる人には分かる」
「合う人には自然と伝わる」

情報を詰め込みすぎず、言葉を強く押し出しすぎず、
全体のトーンや間(ま)を整えることで
「ここは自分に合いそうだ」
ある種の共感を感じてもらえる状態をつくっているのです。

その結果として、
内容以上に印象が残る。
それが、記憶に残るサイトに共通している点だと思います。

合う人にだけ、届けばいい

まず、すべての人に分かりやすく、すべての人に好かれるホームページを目指す必要はないと考えています。

事業やサービスには、それぞれの前提や価値観に合っている人、合っていない人がいます。
それをマーケティングの言葉では、ターゲット層やペルソナと呼ぶこともあります。

ただ、それを無理に広げて伝えようとすると、言葉は増え、説明は長くなり、結果として誰にも刺さらない、何も印象に残らなくないサイトになってしまいます。

ホームページは、
「誰にでも届くようにする」のではなく、
「合う人にちゃんと届くようにする」のが大事だと考えます。

見た瞬間に
「ここは自分とは違うかもしれない」
と感じる人がいる一方で、
「なんとなく、この感じは嫌じゃない」
と思う人もいます。
この嫌じゃないと感じる人がいれば、それで十分だと思います。

すべてを説明しなくても、強く主張しなくても、
空気感やトーンの中で自然と伝わるものがあります。

その結果として、
合う人だけが先を読み進め、
「話を聞いてみよう」と思ってくれれば良しと考えています。

合わない人がいるのは、取りこぼしではなく、
意図的な選別と言えると思います。

visual artが考えるホームページの役割

visual artでは、ホームページを
「すべてを説明しきるためのもの」だとは考えていません。

事業の背景や考え方、空気感が伝わり、
合う人が自然と立ち止まり、続きを読みたくなる。
そう機能することが、ホームページの大切な役割だと思っています。

分かりやすさや使いやすさはもちろん必要です。
ただそれだけではなく、どんな印象が残るか、どんな存在として感じてもらえるか
そこまで含めてデザインすることを重視しています。

だからこそ、
合う人にだけ、きちんと届く形を目指しています。

ホームページを通して、
「ここは自分に合いそうだ」
そう感じてもらえたなら、それが最初の十分な接点です。

visual artは、
その第一印象を大切にしながら、
事業や人の本質が伝わるWeb制作を行っています。

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